エアコンの故障
先日、2年半前に御引渡しをさせていただいたお客様のエアコンが壊れたので、
エアコンの取り外しと、取り付けに行ってきました。
お客様のお宅は、エアコンのダクトが外壁に見えるのがいやと言う事で、
すべてのエアコンを、※1、先行配管(事前に冷媒管を、壁の中や天井に入れておく事)
にしていました。
※1先行配管
露出配管ができない場合・建物の美観を損ねたくない場合・室外機を設置するスペースが限られている場合に行う施工方法。
新しく取付けるエアコンは、お客様が、知り合いに譲ってもらったエアコンだと言っていたので、
まずは、取り付くかどうか確認の為、朝1番、電気屋さんと一緒に行きました。
まずは、先行配管している冷媒管の配管径で、取り付くか確認しました。
軒 『冷媒管の大きさ合う?大丈夫』
電気屋さん 『うん、大丈夫やで。これやったら取り付くわ。』
電気屋さん 『ちょ・・・ちょっと待って』
軒 『どないしたん?』
電気屋さん 『無理や。これ付かへんわ』
軒 『なんで?』
電気屋さん 『このエアコン4芯(4本)いるわ、先行配管の電気の線、3芯(3本)しか入れてないわ』
先行配管の時に、冷媒管(銅のパイプ)と一緒に、室外機と室内機をつなぐ電気の線を
入れるのですが、その線が1本足らないのです。大体の機種は、3芯でいけるのですが、
少し前の機種だと4芯いるタイプもあったみたいです。
先行配管しているので、壁の中を線が通って室外機まで入っているので、線を入れるには壁をはがして入替えるしかないのです。
軒 『ちょっと待って、ユニットバスの天井点検口から、線入替えられへん?』
電気屋さん 『ラッキー!冷媒管みえてるわ。これやったら工事できるわ。』
今回はラッキーにも、ユニットバスの天井点検口から、丁度、先行配管が見える位置にエアコンが付いていたので、天井点検口から、電気屋さんに線を入替えてもらい、
なんとか取付ける事が出来ました。
先行配管は、見た目はきれいに取り付きますが、やはりメンテナンスの事だけを言うなら、エアコンから直接外に出すのがいいですね。
でも、間取り上先行配管をしないといけない時もあるんですよね〜。