足元あったか・・・
今朝、出勤のため車に乗り、外気温をチェックすると、
−2℃
寒いはずです。(私の住む三田ですが・・・)
築19年の我が家は寒い! とても寒い!!
特に、基礎にも床にも断熱材の入っていない複合フローリングの床ときたら、足裏だけでなく、ひざ辺りまで冷やしてくれる半端じゃない寒さ!!!
私や娘だけでなく、女友達まで、話してる最中にも無意識にファンヒーターから出てくる温風に足を当てに行ってしまいます。(吹き出し口の前はいつも取り合いです・・・アブナイ!!)
ところが私は “冷え性なのに靴下嫌い”
悪いクセだと思いながら、ついつい脱いでしまいます。
裸足でフローリングを歩くと足がこごえてしまうのでスリッパは履いていますが・・・。
食事時など、足を下ろしていると冷えるので、椅子の上で正座、おばあちゃんがよくしてるアレです。
昔は、アレって正座の方が落ち着くからとばかり思っていたんですが、実は足が冷えるから(?) 何でしょうか?
そんな私を見かねて、昨年のクリスマスに夫がプレゼントしてくれました。
Nationalのホットパネル。テーブルの足元に敷く小さな小さなホットカーペットです。
フローリングのプリントをした塩化ビニールで出来ていて、薄いので電源を入れたらすぐに暖まり重宝しています。
うちの犬も大のお気に入りで、電源を入れると私に蹴られない空スペースで、お腹をペッタリ着けて寝転んでいます。 時々、食べ物が落ちてくる“おまけ付”ですから、なおの事。
小さな物でも足元あったかで気持ち良いんですから、リフォームや新築のご相談時に多くの女性が“足元の冷え”対策として床暖房を希望されるのもうなずけます。
でも池田住宅では、床材として無垢の杉材やパイン材を使う事が多く、その厚みは30mmです。一般的なフローリング材が12〜15mmなので、厚みは約2倍。
その厚みを床暖房で暖めるには、とても時間が掛かり電気代がもったいないし、無垢材は熱で反りや割れが出易いので、お勧めしていません。
もちろん、床暖房用のフローリング材であれば、大丈夫!!
ただ、池田住宅では、基礎も壁や屋根と同じように、柱や梁の外側でスッポリ包んでしまう“外断熱”という施工法を採用し、私の家など従来の建物に比べると、外からの冷気の影響を受けにくく、屋内で暖房をしてやれば、暖まった空気を外に逃しにくくなっています。
その辺を鑑みると、コストの問題もあり、床暖房が必要かどうか迷ってしまいますね?
寒さや暑さに対する感覚は、性別や年齢など個人差が大きいので、お客さんとの打合せ時にも、どの辺まで求めていらっしゃるのか? どの辺までお勧めするべきか? 造り手にとってはいつも悩ましい問題です。