地域密着型工務店
昨年秋に引渡しをしたお宅のご主人から昼前に電話がありました。
“ドキッ”
お引渡しした家に不具合???
引き渡しをした後は、何かお困りなことが有ってご連絡をいただく場合が多いので、ついそう思ってしまいます。
ご主人にも、私の“ドキッ”が聞こえたのか、
「家の事ではないんですけど、横山さんにお聞きしたい事が有って・・・」
と、先に私の不安を取り除いてくださいました。
お話を伺うと、
○ご主人は、出張で東京にいらっしゃる。
○家には、奥さんとお子さんだけ。
○その奥さんはとても高い熱が出ている。
で、「近くのお医者さんをご存じないですか?」 という事でした。
このご夫婦は、どちらもご実家が遠く気軽にご両親にSOSをお願いできない状況です。
普段、お子さんを保育園に預けて奥さんもフルタイムで働いていらっしゃいます。
東京からわざわざ、私などに電話をかけていらっしゃるのは、よほど困られたに違いありません。
ご主人には、「医院の連絡先を、お宅にFAXします。」と言い電話を切りました。
でも、確かあの奥さんは、あまり運転はされなかったはず・・・。
午後の仕事を早めに切り上げ、医院までご一緒しました。
結果 A型インフルエンザでした。
お子さんは、保育園で預かっていただいている事
ご主人が夜には出張から戻られる事を聞いて安心してお宅にお送りしました。
次の日、現場から戻ってくると、ご主人がお礼にとたくさんのケーキを届けていてくださいました。
かえって恐縮です。(ケーキは美味しくいただきましたが・・・)
「これが、地域に密着する工務店なのかな?」と少しうれしくなりました。
「家を建てて渡して、はい、終わり」では無く、それから以降、長くお付き合いが出来る事こそ、
地場の小さな工務店なんだと・・・。 なにせ、同じ地域にいる者同士ですから・・・。
OB施主さんとお話していると、知らない地域のことなどをよく教えていただきます。
それを又別の施主さんにお教えすることが有ったりで、情報が回って広がっていきます。
これからも、そんな情報の交換が活発に出来れば良いな〜と思っています。