23.ドーハ空港 /3日目
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定刻より早く、21時半すぎドーハ到着、
タラップ降りて並んでバス乗り込む。
来た時(往路)も思ったけれど、この空港でかいなあ、
スーツケースが山と盛られて網掛けられた、荷台が軽トラックに引かれ疾走。
車輪が歪んでいるのかフラフラと左右に振れ、
あんなんでポトンッと落ちたら、すぐ迷子なんなあ、などとぼんやり黒窓の向こっかわ(側)、
奥見てたつもりが、気付くと、ガラス表面のインドネシア人と目合う。
『あなたの乗る便、大阪行きは、何番ゲートから出発しますか?』
『えーっと、うーん・・・G5です。』
『私が向かうのは、G7です。』
『・・・』
『・・・』
乗換えの列に並ぶ、順番が来て、インドネシア人は左、
こちらは、そのままの列を指示されて、手荷物を探知器に通して、
ゲートくぐる、荷物受取ったら、待っててくれて、
『5番はそっちですよ。私は上のフロアです。』
『あっ、そう、ありがとう。』
『SAYONARA!』
『はい、さようなら。さよならって、えっと、あのー、どのように・・・・あなたの・・』
『Sampai jumpa lagi』
『・・・?』
『サン、パイ、ジュンパ、ラ、ギ、
サンパイジュンパラギ』
『3?・・・さんっPぃうんっぱらッっ!』
『・・・』
というわけで、それぞれのゲートに向かいました。
“5”と表示された場所が見えると、掲示板には、“KIX”と点滅、続いて“ICN”と点滅。
ここから大阪を経由して、そのあとソウルに向かうみたいです。
“ボーディングタイム”までのあいだ、ぶらぶらしてみることに。
チョコレートとパイらしい箱をレジに持っていく。
『搭乗券見せてください。』
と、店員さん。
あっ、そっか、えーっと、どこ入れたっけ?と背中のカバン降ろそうとしたら、
『ううん、いいいい、必要ないです。マニラまで?』
『いいえ、違います。大阪行きです。』
→ 24.ICN via KIX