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『土佐杉を使った真壁の家』

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兵庫県三田市にて建築中の『土佐杉を使った真壁の家』S様邸のCGパースをご紹介します。

まずはシンプルってことに、とことんこだわった外観から・・・

いや、正直今まで設計した中で一番地震に強い家かもしれません・・・・だってほとんど凹凸ないですから!

実は当初のプランで見積もり額を大幅にオーバーしてしまい、そこからコストダウンを図るために行き着いた『究極の形』なんです。あぁ、美しい・・・

ただ、単純に外観をシンプルにするってことは、寂しい、安っぽい家になっちゃうので、庇部分には少しこだわりを。杉の梁をあらわしにして、屋根仕上げはガルバリウム縦はぜ葺き、庇裏には杉の羽目板を使ってます。

ポーチから内玄関の土間は、真砂土を固化材で固めた『真砂土タタキ調仕上げ』。和風の家にホント良く合います。見学会でも好評です。

キッチンからリビングを見たところ。床は徳島産の杉、構造材は土佐杉です。奥には大工さんの造作階段。
右奥は和室へ続く3枚建て襖です。今まではアクリル入りの障子かシナフラッシュを使う事が多かったんですけど、和の雰囲気を出すためあえて襖を使ってます(戸襖じゃないですよ〜)
ていうか、押入れ以外で襖使うのって初めてかも?ちょっと楽しみなところです。

リビングに繋がる和室内部。
右手にあるのは将来お花の先生をするかも知れない奥さんのための床の間。
『掛け軸は掛けない』ってことだったので、代わりに『掛け窓』を入れてみました。

2階部分は、今はお子さんのいないご夫婦のために将来子供室にできるフリースペースと寝室・ウォークインクローゼット。小屋部分はすべて勾配天井にして、部屋の間仕切りには『ツインカーボ』を入れてます。
こうやってちょっと高いところから見ると、ほとんど1室空間。

この家、1階の階高は2730ミリ、2階部分の階高は2240ミリまで絞りました。
桁梁が240ミリ統一なので、梁下がちょうど内法高さ(2000ミリ)になる計算です。
これで外壁や仕上げの面積削減、梁下をそのまま鴨居に出来るなどのメリットが。

ちなみにこの前研修に行った地熱住宅では、1階階高3100ミリ、2階階高は2900ミリっておっしゃってました。
その差なんと1030ミリ・・・ほぼ1メートル違うのか・・・

北側斜線大丈夫かなぁ・・・

建具はこの前ご紹介したアウトセット引き戸(シナバージョン)です。


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May 22, 2005 10:59 PM

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