『棟木(むなぎ)』『母屋(もや)』
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『棟木(むなぎ)』は、家の最も高い部分に水平方向に掛かっている梁のことです。
昔から「神聖なもの」として扱われ、建物の構造体を組む工事である『上棟工事(棟上げ)』は棟木を上げる(組む)というところからきており、その日を祝って行うのが『上棟式』です。
『母屋(もや)』は『棟木』と同じく小屋部分に水平に掛けられる梁材。
棟木が一番高い部分の梁で、その棟木と『軒桁』の間に配置される梁を母屋と呼びます。
2階に通常の天井を張る家の場合は、棟木や母屋を支える『小屋束(こやづか)』という柱をたくさん配置できるため、断面は小さな材料になります。
一方、小屋裏部分を全て見せる仕上げにした場合は、結構な距離に柱なしで掛けないといけないため、断面の大きな材料になってきます。
樹種は梁と同じ材料が使われる事がほとんど。まれに丸太を使ったりする事もあります。
写真は上棟工事時の小屋組の様子。奥の高い部分にある梁が『棟木』で、手前の一段低い梁が『母屋』です。
小屋裏表し仕上げのこの住宅では、棟木・母屋とも12cm×30cmとかなり大きな材料になっています。
July 6, 2005 7:00 PM