大工さん大活躍!木工事その1
上棟工事も無事終わり、大工さんが腕を振るう『木工事』に入ります。ここからは細かい作業が多くなってきます。
写真はこの家を担当してくれている大工の小川さんです。
小川さんは若いんですが、とてもしっかりした丁寧な仕事のできる大工さんです。
腕相撲がめちゃ強のイケメン大工です。
写真は軒先の化粧部材である『破風板(はふいた)』を取り付けているところです。
普段、軒先を薄く仕上げることが多いんですが、地熱住宅は断熱材が厚いせいで、どうしても屋根がぶ厚くなってしまい、この破風板もせいの大きな材料になります。
『軒ちゃん!どうせ分厚くなるなら破風板は杉にして!しかも2枚重ねで!』という小谷からの強い要望があったんですが、2枚重ねにすると隙間が目立つだろう、ということで、一枚ものの杉板を削ることで段差をつけて、あたかも2枚の板を重ねたように見えるように工夫しています。
破風板のコーナー部分。ちゃんと2段になっているのがわかりますか?
コーナー部の『留め』もぴっちりくっついてますね。
さすが小川さん、いい仕事してます。
上棟工事が終わった段階で、なるべく早く屋根工事を行います。真壁の家の一番の弱点は雨。構造材が室内に見えてくるので、上棟時に濡れたりするとあとが残ったりしてしまうんです。
今回の屋根はガルバリウム鋼板を使った『立てはぜ葺き』です。
鋼板の色で迷ったんですが、壁の色を意識して、通常のシルバーよりも濃い『銀黒』という色を使っています。
この間、大工さんが筋交いや間柱などの取り付けを行っていきます。
それと同時に窓開口部にサッシを取り付けていきます。
外断熱工法では断熱材の分だけ壁が分厚くなってきますので、普通にサッシを付けると窓が壁の中に埋まりこんでしまいます。
そこで断熱材の厚みと同じだけの下地を打ち付け、その表面にサッシを付けるようにして、断熱材とサッシの面を合わせます。
大工さんが取り付けたサッシ枠の中に、建具やさんがガラス障子をはめ込んでいきます。
地熱住宅ではアルミと樹脂の断熱複合サッシを用い、ガラスもペアガラス仕様としてあります。
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