大工さん大活躍!木工事その2
地熱住宅は地中からの熱を建物に取り込むために『超高気密・高断熱住宅』になっています。
外断熱工法を採用しているので、高断熱は容易なんですが、『高気密』にするためには『気密層』が必要になります。
充填断熱工法の場合は、室内側に気密シートを施工するのが一般的なんですが、今回は外断熱工法なので、柱の外側に気密層を配置します。
その気密層を作ってくれるのが写真に写っているグレーの『サーモプライ』という板状の面材です。
これを家全体に張ってしまい、継ぎ目を気密テープでふさぐことによって、家全体の気密性を確保するんです。
またこのサーモプライは構造用面材でもあり、柱・梁に決められた間隔の釘で留めつけることによって筋交いと同じ役割を果たします。
ちなみに写真には玄関ドアの枠が写ってます。玄関ドアはこれまた小谷のこだわりで米杉無垢材を使った特注ドアになる予定です。上部には防犯ペアガラスをはめ込んだランマが設置されます。
サーモプライを前面に張ったあと、断熱材の施工に入ります。
写真に写っている薄いブルーのものがその断熱材です。
地熱住宅では壁に50ミリ厚の『スタイロフォーム』を使っています。
こちらはリビング南側スノコバルコニーの軒天井。ここにも徳島産の杉材羽目板を張っています。
今回はなるべく夏の日射を受けないよう、昔の日本家屋のように軒の出をかなり大きく取っています。
最近は軒の出の小さな家を建てることが多い(斜線制限とかいろいろありますからね・・・)んですが、これだけ敷地があれば、軒の出はできるだけ大きくしたいですよね。
現場監督としても、メンテナンスの面を考えても建物に雨や日射が掛かりにくい大きな軒の出をお勧めします。
設計小谷も『この辺りの家の中では一番軒の出が大きい!かっこいいよね』と喜んでいました(笑)
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