ここにも地熱。
瀬戸内海に浮かぶ島、犬島、周囲4kmほど。
かつては御影石の採掘のほか、
明治の終わりから大正にかけては、銅の精錬が行われていたらしく、
その記憶を「精錬所」として維持、保存するアート・プロジェクト展開中。
けれど何があるやら、芸術・計画。
説明書きを読んでても、見るべきものがあるよなないよな。
ああいう煙突とか、煉瓦の雰囲気、廃墟?こういうのって好きな人は好きです。
と、[建築コンセプト]の項、地熱も活用・・・って、えっ!なになに?(メガネ、サッと外して覗き込む。)
※リンク先:特別注文。参照のこと
”夏は空気を冷却、冬は暖めるという構造で館内を快適に保ち、・・・”と続きます。
また、
”銅精錬所の副産物であったカラミ煉瓦や、犬島石(花崗岩)、鉄などの犬島に由来する素材・・・”
とあります。
詳しくは書かれてませんが、
これが地熱住宅で言うところの基礎部分、そこんとこの蓄熱体に充当しそう。
ふーん、だとすると話が違ってきます。
発掘したものの、埃を祓って、展示。
ガラスケースに並んでんのをこっちから眺めて、へぇえ、そうなんや。
っていうんじゃなく、
歴史っていうか、偶然と必然。
そこにあった素材、そこで出来たん使って、そこに建ててて。
体感はほんまにそこ行かなあかんわけで。
すごく建築っぽいというのか現代美術。