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国産材の上棟工事その2


梁や柱がほとんど組み終わりました。
前回に引き続き『上棟工事(じょうとうこうじ)』の続きです。
さぁ、2階の床下地も終わり、梁や柱がほとんど組み終わりました。
この日はとてもいい天気で、かなりの炎天下。暑い中、大工さん達は屋根を支える『小屋組(こやぐみ)』の作業に入っています。

まずは『軒桁(のきげた)』の上に『棟木(むなぎ)・母屋(もや)』を組んでいき、その上に斜めに『垂木(たるき)』を掛けていきます。

だんだんと家全体の形が分かるようになってきましたね。それにしても細長い家だ・・・


土佐杉の垂木の上に化粧野地板を張っていきます
右の写真の中で梁と梁の間に斜めに掛かっているのが垂木です。

この垂木の上に、『野地板(のじいた)』を一枚ずつ張っていきます。

野地板には徳島県産の杉材の3センチ厚の材料を使い、これが屋根の下地とともに内部の天井仕上げも兼ねる、という仕組みになっています。

こうする事で工事を一工程減らすことができるので、内部から別の仕上げをするよりも工期・コストが削減できる、また内部は垂木と野地板が規律正しく並んで見えてとてもきれいなんです。

杉の野地板仕上げを内部から見る
屋根から下りて下から天井仕上げを見上げたところ。どうですか?きれいでしょ?
基本的に2階は全てこの勾配天井仕上げになるので、かなりの開放感のはずです。

写真真ん中を横切っているのは、この家の一つのシンボル、リビング中央に掛けられたヒノキの丸太梁。直径30センチ弱あります。


この丸太も構造材と同じく土佐産のヒノキです。この丸太がリビング上部に掛かる屋根の重量を支えてくれています。

足場最上段から見た北側の景色。雄大です。
さて、設計の小谷のブログでも書いていた北側の景色を撮ってみました。
こちらは足場の最上部から撮っていますので、もっといい景色のはずです。
ホントに絶景という言葉がぴったりの眺め。気持ちいいですね〜

実際にここに住む方は屋根に登らない限り同じ景色を見ることはできないんですが、リビングからの眺めも最高ですので、見学会ではきっと盛り上がることだと思います。



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