『筋交い(すじかい)』
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『筋交い(すじかい)』は、木造住宅の要といってもいい部材。
1階で言えば『土台』と『胴差』の間、2階で言えば『胴差』と『軒桁』の柱間に斜めに取り付けます。
筋交いには2種類あり、クロスさせてバッテン型に付けるものを『たすき掛け』(写真右)、片側のみに付けるものを『けさ掛け』(写真中央)といい、これが建物に掛かる水平方向の力(強風時や地震時等)に抵抗してくれるんです。
建築基準法ではこの筋交いの材料の太さ、取り付け方によってそれぞれ『壁倍率(かべばいりつ)』という基準が決められています。
筋交い材には、『垂木』や『根太』と同じく、曲げに強い『ベイマツ』が使われることが多いようです。
筋交いの端部は筋交い金物という金物を使い、ビスやボルトで柱、梁に緊結しないといけません。でないと実際に地震等の力が加わった時に簡単に外れてしまい、全く効果がないということになってしまいます。
筋交いには他に、木材ではなく鉄筋やステンレス鋼を使ったり、構造用合板等の板材を張り付けて耐力を確保するという方法もあります。
July 19, 2005 7:00 AM